初不動 大般若転読祈祷法要をおつとめしました

 

 

1月28日、当寺の御本尊 背割不動尊と縁の深い初不動の日に、一年の福徳円満と災障消除を祈念して大般若転読法要を行いました。

 

「大般若経六百巻」は玄奘三蔵法師が、17年近い歳月をかけ苦難を乗り越えインドから中国へ伝えて漢訳されました。日本においては、奈良時代から大般若祈祷法要が勅令で行われており、古くから伝えられる法要です。

 

法要では般若心経も読誦しました。般若心経の最後には、「羯諦羯諦 波羅羯諦 波羅僧羯諦 菩提薩婆訶(ぎゃーてい ぎゃーてい はーらーぎゃーてい はらそうぎゃーてい ぼーじーそわか)」という言葉があります。

 

薩婆訶(そわか)とは、祈りや修行が成就するように願う意味があり、「幸あれ」、幸せであるようにと願う言葉でもあります。

 

自分が幸せであると、それが自分と関わる周りの人の幸せにもつながり、逆に周りの人の幸せを願うことは、自分の幸せにもつながることです。

自分と他者がともに幸せであるよう願う心を養い、よい一年を過ごしていけるよう祈念しておつとめいたしました。

 

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